エネルギーから「タタリ」を考える

ついでと言ってはなんですが。エネルギーから「タタリ」について考えてみました。

「タタリ」とは

タタリはカタチにならなかったオモイ(想い)のエネルギーと考えています。言い方をかえると、エントロピー化せずに場所やモノに固着してしまったエネルギーということです。固着したエネルギーは一種の磁力を持つので、似たようなエネルギーを引き寄せます。

やがて結構な大きさになり、影響力を持つようになったのでしょう。

そしてそこに接触した人のエネルギーはタタリの干渉を受けることになります。もしその人が、タタリと同じオモイを持っていたり抑圧していたとしたら、強く影響を受けるのでしょう。

一方で、タタリのエネルギーと同じ思いを持たない人や、持っていても解決するスキルを知っている人は感知しても多大に影響を受けることはないでしょう。

タタリを祓う

タタリは固着したエネルギーと同質のより強いエネルギーを干渉させることによって霧散、消滅します。

祓おうとするエネルギー量とタタリのエネルギー量が差し引きゼロになることが重要です。差し引きゼロになるという言い方はどんなエネルギー交流においても言えることです。

御祓にお金を祓うのはお金のエネルギーとタタリのエネルギーを交換しているのですね。ただし、適正であることが条件です。

たいていは祓うための強いエネルギーは守護神の領域からやってきます。守護神は守ってもらおうとする人と縁があります。心理学的にいうと民族的、血脈的な集合無意識のことです。連綿と続く集合無意識のエネルギーは個人の脆弱な精神をがっしりと守ってくれます。

適切な守護神が見当たらない場合は、お参りや契約といった臨時の縁をつなぐ方法があります。お守りやお札がそうですね。ただし、お守りやお札が持つ人のエネルギーとマッチして合目的的であれば、です。

レイキでタタリを祓える?

それではレイキでタタリを払うことができるのでしょうか。

タタリは固着したエネルギーですから理屈ではレイキでなだめることができるように思えます。しかし、レイキはタタリと同質のエネルギーではないので祓う・霧散あせるということは難しいと思います。

ですが、浄化やレイキエネルギーの守りよって同じ効果を得ることができます。祓う・霧散させるというのではなく、タタリを変容させてなだめるとか寄せ付けないようにするイメージでしょう。当然強いパワーのレイキであることが条件です。

レイキヒーリング時では、タタリを祓って欲しいと依頼されたことはないので効果の程はわかりません。ですが、エネルギーワークの範疇で考えるならば、生霊でも死霊でも可能でしょう。

まとめとして

すべてはエネルギーで動いていて、エネルギーで交流しています。見かけや言葉がちがっていても、そこにある出来事や方法はエネルギーワークだと捉えることができます。

もちろんそのためには、エネルギーを扱うこちら側の知識やスキルや心構えが必要です。それから、タタリであれレイキであれ、見えない世界と関わる時は敬う気持ちがありながら、イニシアチブを持つことは必要だと思っています。